先日、不動産管理会社のセミナーへ、足を運んできました。
そのセミナーで聞いた話がすごく良かったので、
シェアしながらお伝えします。
登壇されたのは、菅井敏行さんという、
元大手メガバンクの支店長を勤められていた方です。
https://www.toshiyukisugai.jp/そのセミナーの中で、自分の
コンフォートゾーンを考えることが大切。
ということを話されていて、大変共感しました。
私の視点も含めながら、結論から言うと、
「いくらの手残りがあると心地良いと感じるのか?」
「どういう生活をしたいと考えているのか?」
「他者と比較せず、自身が得たいお金の流れから逆算する」という内容です。
不動産投資や大家業、資産運用、資産形成を考える原点で、
あたりまえ過ぎる話かもしれません。
かみ砕いて言えば、
毎月、定期的に入ってくるお金の仕組み、流れがいくらあると、安心だと感じますか?という話です。
この話をされた原点には、
菅井さんの銀行員時代の経験がありました。
融資をする立場として、お客様と接する中で、ある時、
明るいお金持ちには特徴、共通点があることに気が付いたそうです。
その共通点は、
預貯金などの金融資産残高が多いこと、ではなく、
毎月新しく入ってくるお金の流れがあること 、
とのこと。
そのお金の流れがある人の共通点をさらに考えていくと、
多くの方が、賃貸不動産、を持っていることに気づき、
42歳の時に、菅井さん自身も大家業をスタートした、という話でした。
私自身が思っていることとも共通しているのですが、
資産運用、資産形成で、
イデコやNISAなどを使った金融資産を積み立てることも、必要だと考えています。
ただ、残高を積み上げるだけだと、
将来的に、その積み上げた資産を取り崩す、ということになります。
もちろん、取り崩して使うために、資産運用をするのですが、
いざ、取り崩す段階になると、
目に見えて減っていく残高を見ることで、
少なからず不安な想いがよぎるのではないか、と思うのです。
例えて言えば、公共料金やクレジットの引き落としなどが終わった、
月末の預金残高が少ない時に感じるような不安感、みたいなイメージです。
だからこそ、菅井さんは、新しく入ってくるお金の流れがあることが、
人を明るい気持ちにさせるのだ、ということをおっしゃったのだと思います。
この新しく入ってくるお金の流れは、賃貸不動産に限りません。
株式や投資信託からの配当や分配金、
人によっては、著書からの印税などがあるかもしれません。
これは、将来だけでなく、現役時代にも、当てはめて言えること。
本業で収入を得ながら、
自分の時間を多く費やさずとも、通帳に入ってくる、
賃料収入や配当・分配金などがあると、
精神的な安心感、みたいなのを抱けると私自身も感じています。
ちなみに、私は、自分のコンフォートゾーンを40~50万円くらいと
現時点では考えています。
正直、なぜこの金額か、という明確な根拠はありませんが、
現時点で考えても、
生活費として十分おつりのくる金額を目標に据えておくのが良いかな、と考えての金額です。
この流れを、私は、
「公的な年金」「不動産」「配当金・分配金」で、最終的に実現できることを目標にしながら、取り組んでいます。
車を購入するとか家の修繕が必要などの、
一時的なまとまった支出が必要な時は、
イデコやつみたてNISAなどで、形成した資産を取り崩してまかなう。
そんなスタイルにできると、経済的な面では、人生100年時代でも、
困ることなく、安心感を持って、暮らしていけるのではないか、と考えています。
今回伝えたコンフォートゾーン。
ライフスタイルによって、各人各様ですので、正解はありません。
そして、目標を持つと言われても、
なかなか明確に描き切れない、という気持ちも分かります。
なので、私なりの考え方としては、
ご自身の毎月の生活費を3~6ヶ月くらい書き出してみる。
(一時的な支出は除いて)
多少の凹凸はあると思いますが、
3~6ヶ月書き出してみると、おおよそ近い金額になることが多いと思います。
そこで出た金額をベースにして、その金額を目標に据えるとか、
その金額プラス10万円、プラス20万円とか考えながら、安心できそう、
というコンフォートゾーンを見つけていくのが良いのではないか、と思います。
あなたのコンフォートゾーンはいくらになりますか?
資産運用、資産形成をする上での、目標のひとつとして、
一度考えて見られることを、おすすめしたいです。